満州 (満洲)

満州国 (満州、満洲)
滿洲國 (滿洲) (中国語)
Manchukuo (Manchuria) (英語)

Manchuria.png

1931年のいわゆる満州事変後、日本が中国の東北部(満州)を占領し、満州における権益確保のため、翌1932年に清朝最後の皇帝である愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)を執政に据え、満州国として独立させました。2年後の1934年には帝政に移行し、溥儀は皇帝に即位。国名も満州帝国と改称され、1945年の日本敗戦に伴いソ連に占領されるまで存続しました。

国旗は1932年の建国と同時に制定されたもので、1928年までの中華民国の国旗(台湾の記事参照)の配色を基に作られています。当時の満州政府の公式布告では、満州の四方(赤=南方、青=東方、白=西方、黒=北方)と中央(黄)を意味し、満州の中央政府によって全土が統治とされていることを示す、とされています。

しかし一般的には、黄は満州人、赤は日本人、青は朝鮮人、白は漢人、黒はモンゴル人を表し、全ての色で五族協和のもとでの王道楽土という国のモットーを示す、という俗説のほうが有名です。黄は満州人の王朝であるの国旗にも使われており、皇帝のみが身に着けることを許されるなど、伝統的に高貴な色と見なされてきました。

縦横比:4対6



満州帝国 (1934-1945年)
滿洲帝國
Empire of Manchuria


Manchukuo-map.gif

現在の領域:中国東北部
首都:新京 (Hsinking, 現在の長春)
公用語:日本語、中国語

《国名の由来》
満州は現在の中国東北部の旧名で、「満州族の地」の意味。中国語では滿洲(マンチョウ)、英語ではManchuria(マンチューリア)と表記される。満州族は、現在は中華人民共和国における少数民族の1つ「満族」となっている。

かつて3大部族に分かれていたツングース系女真族は、建州女真族の長であるヌルハチによって1616年に統一され、後金という王朝が立てられた。この後金は1636年に「」と同音の「」に改称し、後に20世紀初頭まで中国を支配する大帝国となるが、清への改称の際に民族名も満州族に改められたという。この呼称は彼らが信仰する仏教の文殊菩薩(マンジュシュリー)に由来するが、菩薩と同じ字を用いるのは畏れ多いという理由から、代替文字として似た発音の「満州」が採用された。

ちなみに現在の日本語では満と書かれるが、この国家が存在した当時は満と書かれていた。戦後の国語政策により「当用漢字」制度が導入され、使用頻度が低かったり、難解だったり、他に形や意味が似ている漢字がある場合には一定の使用制限が設けられたため、洲は当用漢字外の字とされ、かわりに当用漢字として認められている州で代用されているのである。

歴代国名
1932-
1934
 満州国
(中)滿洲國
(英)Manchu State (Manchukuo)
1934-
1945
 満州帝国
(中)滿洲帝國
(英)Empire of Manchuria

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嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

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