ニジェール

ニジェール
Niger (ニジェール) (フランス語)
Niger (ナイジェー) (英語)

Flag_of_Niger.png

西アフリカの内陸国ニジェールはかつてフランスの植民地でしたが、1960年に独立しました。北部を中心に国土の2/3をサハラ砂漠に覆われ、残る南部の1/3も砂漠化の危険性が極めて高いサヘル(草原)地帯ですが、世界でも指折りのウラン生産国であり、ウラン鉱石の輸出はニジェール経済において大きなウェイトを占めています。日本も国内の原子力発電で使用するウランの一部をこの国から輸入しています。

独立2年前の1958年、ニジェールは自治権を獲得。翌1959年には現在の国旗を制定しました。オレンジは北部の砂漠と独立、白は平和と純潔、そして西アフリカの大河ニジェール川、緑は南部のサヘル地帯と農業を表します。中央の円は太陽の象徴であり、主権と自由を防衛する国民の決意を示しています。

インドの国旗とよく似ているものの、国旗の作成に当たって参考にしたわけではなく、特に関連性はありません。また、縦横比は伝統的に6対7とかなり正方形に近い旗ものが使用されていたようですが、実は縦横比は法律等で正式に定められてはおらず、近年のニジェール政府の公文書や大使館で掲げられる国旗には採用されていません(国際的なスタンダードとされる2対3が最も広く用いられています)。

縦横比:2対3 (1対2や6対7もあり)


ニジェール共和国
République du Niger (レピュブリック・デュ・ニジェール)
Republic of Niger (リパブリック・オブ・ナイジェー)

Map_of_Niger.gif

統計データは原則として2015年時点のもの。

[地理]
位置:アフリカ
面積:約126.7万km² (日本の約3.4倍)
人口:約1927万人
首都・最大都市:ニアメ (Niamey)
主要民族:総人口の9割が黒人諸民族で、ハウサ族が約半数を、
       ザルマ(ジェルマ)族が約2割を占める二大民族である。
       他にフラニ族、カヌリ族、トゥーブー族、グルマ族など。
       非黒人ではベルベル系のトゥアレグ族が1割近く存在
       するほか、アラブ人や、極少数のフランス人も居住。
主要言語:フランス語が公用語で、政府機関や教育、商業の場で
       民族をまたぐ共通語として使用される。一方で、国民の
       ほとんどは自らの属する民族の固有言語を母語として
       おり、ハウサ語、ザルマ(ジェルマ)語などの8民族語は
       「国語」に指定され、政府から一定の保護を受ける。
主要宗教:イスラム教94%
        スンナ派81%
        シーア派7%
        アフマディーヤ教団6%
       伝統宗教(各民族固有の精霊信仰)5%
       極少数のキリスト教、バハーイー教など。

[政治・軍事]
独立:1958年12月19日(自治国)、1960年8月3日(完全独立)
国連加盟:1960年9月20日
政治体制:共和制、半大統領制
元首:大統領
    直接選挙制、任期5年、3選禁止。
政府:閣僚評議会(内閣に相当)
    首相と閣僚は大統領が任命するが、議会の承認が必要。
議会:一院制の国民議会
    171議席。国家を構成する7州、および単独で州と同格の地位を
    持つ首都ニアメに、それぞれの人口に応じて議席を配分し、合計
    158議席を比例代表制によって選出。残る13議席のうち、8議席
    は少数民族代表枠。5議席は在外ニジェール人の代表枠で、こち
    らのみ小選挙区制で選出。任期5年。
政党制:多党制
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:徴兵制
国防費:7300万米ドル
軍組織:ニジェール軍
     陸軍5200人
     空軍100人

[経済・通信・その他]
中央銀行:西アフリカ諸国中央銀行 (注1)
通貨:CFAフラン (franc, XOF, 注1)
国内総生産(GDP):81億6900万米ドル
1人当たりGDP:359米ドル
GDP構成比:農林水産業36.7%
        鉱工業18.2%
        サービス業45.1%
労働人口:630万人
失業率:5.1%
輸出額:10億9900万米ドル
輸出品:ウラン鉱、金、油性種子(胡麻など)、家畜、野菜、再輸出品
輸出先:フランス53%、ナイジェリア20%、中国14%、ブルキナファソ12%、米国7%
輸入額:18億8800万米ドル
輸入品:機械類、自動車、航空機、米、精製石油、鉄鋼、医薬品、セメント、小麦
輸入元:フランス12%、中国11%、ナイジェリア10%、トーゴ6%、米国5%
固定電話回線数:10万9000回線
携帯電話回線数:895万9000回線
国別電話番号:227
ccTLD:.ne
インターネット利用者数:約44万人
車両通行:右側通行
平均寿命:55.6歳 (男性54.3歳、女性56.8歳)

[日本との関係]
国交樹立:1960年8月3日
相手公館:無し (駐中国大使館が兼轄)
駐日相手国人数:21人 (永住者8人)
相手輸出額:32万米ドル
相手輸出品:詳細不明 (財務省統計に「雑製品」としか記されていない)
日本公館:無し (駐コートジボワール大使館が兼轄)
在留日本人数:12人 (永住者無し)
日本輸出額:2310万米ドル
日本輸出品:自動車と部品、機械類、ゴム製品、米、精密機器
現行条約:1962年 貿易取極
       1983年 青年海外協力隊派遣取極

(注1)
アフリカの中部・西部には独自通貨を持たない国が多く、代わってCFAフランが共通通貨として広く流通している。CFAフランはかつてはフランス・フランと、現在はユーロ(euro, EUR)との固定相場制を採っており、1ユーロ=655.957CFAフランとなっている。なお、CFAはフランス語に基づきセーファーと発音される。

CFAフランは西アフリカ諸国中央銀行発行のもの(コードはXOF)と中部アフリカ諸国銀行発行のもの(同XAF)に分かれるが、双方ともに通貨価値は同じである。ただし相互に混合流通しているわけではなく、国際法上はあくまで別通貨扱いで、CFAフラン導入国はいずれかの銀行が発行する貨幣のうち、どちらかを選択して自国通貨に指定する形態をとる。貨幣のデザインも双方で異なり、印字された銀行名で区別される。


《国名の由来》
隣国ナイジェリアと同様、西アフリカの大河ニジェール(Niger)川から付けられた地名。ニジェールという表記はフランス語による発音からとられたもので、英語ではナイジェーもしくはナイジャーと発音される。

ニジェールの由来はトゥアレグ語で「流れる川」を意味するn'eghirren(ンジェレオ)とする説が有力。周辺の黒人部族と関連付けてラテン語で「黒い」を表すniger(ニゲル)を由来とする文献があるが、これは後付の説明であり、本来の語源ではない。

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嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

ツイッターやってます。基本的に更新情報はここでつぶやいてます。

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