ボツワナ

ボツワナ
Botswana (ツワナ語・英語)

Flag_of_Botswana.png

アフリカ南部の内陸国ボツワナは、1966年にイギリスから独立しました。ボツワナはダイヤモンドの世界的な産地として知られますが、他の多くのアフリカ諸国のように指導者層がその利権を牛耳ることもなく、そこから得られる収入を教育やインフラの整備に回すことで経済成長を実現しました。クーデターや軍事独裁もこの国には無縁で、国民は安定的かつ民主的な政治と堅実な経済を享受しています。このような状態を鑑み、多くの人がボツワナを「アフリカ南部の優等生」と呼んでいます。

ボツワナ国旗は独立と同時に制定されました。国旗の配色は、水色が雨を、黒が多数派の黒人を、白が少数派の白人を表し、黒白で人種を超えた融和を象徴します。汎アフリカ色(赤、黄、緑)のどの色も使っていないのは、アフリカ諸国の中ではレアなケースと言えます。

国旗の意味の中に雨が含まれているのは珍しい例ですが、これにはボツワナの地理的要件が関係しています。ボツワナ(特に西部のカラハリ砂漠)は乾燥地帯にあり、雨は大変貴重です。乾燥した大地に住むボツワナ国民は雨を望み、その希求心が国旗に雨を表す水色を取り入れさせたのです。ちなみに、雨は公用語のツワナ語で「プラ」というのですが、これは通貨単位の名前にも使われています。人々の雨に対する想いの深さがわかりますね。

縦横比:2対3


ボツワナ共和国
Lefatshe la Botswana
Republic of Botswana


Map_of_Botswana.gif

統計データは原則として2015年時点のもの。

[地理]
位置:アフリカ
面積:約58.2万km² (日本の約1.5倍)
人口:206万人
都市人口率:57.4%
首都・最大都市:ハボローネ (Gaborone)
主要民族:バントゥー系の黒人諸部族がほとんどを占め、人口の79%は
       ツワナ族。他に少数のカランガ族、サン族など。非黒人は少な
       いが、都市部を中心に少数のヨーロッパ系白人が存在する。
主要言語:ツワナ語と英語が公用語。ツワナ語は人口の8割近くが母語と
       する筆頭言語だが、教育、メディアといった公共性の高い分野
       では英語が優先される傾向が強い。ただし英語の理解率は都
       市部から離れるほど低くなり、全国規模では4割程度の話者
       数に留まる。他にカランガ語など各部族語。
主要宗教:キリスト教73%
        プロテスタント諸派(聖公会、メソディスト派など)66%
        ローマ・カトリック教会7%
       無宗教20%
       伝統宗教(各部族固有の精霊信仰)6%
       少数のヒンドゥー教、イスラム教、バハーイー教など。

[政治・軍事]
独立:1966年9月30日
国連加盟:1966年10月17日
政治体制:共和制、大統領制
元首:大統領
    議会が選出。任期5年。3選禁止。
政府:内閣(首相職なし)
    閣僚は大統領が任命。
議会:一院制の国民議会 (注1)
    63議席。57議席は直接選挙(小選挙区制)で選出。
    4議席は総選挙後、直接選挙で選出された議員によ
    る投票で指名され、残る2議席は大統領と司法長官
    が占める。任期5年。
政党制:ボツワナ民主党による一党優位制
     (形式上は多党制)
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:志願制
国防費:4億3700万米ドル
軍組織:ボツワナ国防軍
     陸軍8500人
     空軍500人

[経済・通信・その他]
中央銀行:ボツワナ銀行
通貨:プラ (pula, BWP)
国内総生産(GDP):158億1300万米ドル
1人当たりGDP:6360米ドル
GDP構成比:農林水産業1.8%
        鉱工業29.8%
        サービス業68.4%
労働人口:118万人
失業率:不明 (10~20%前後と推計される)
輸出額:64億4800万米ドル
輸出品:鉱石(ダイヤ、ニッケル、銅、金など)、畜産品(特に牛肉)、繊維製品
輸出先:英国が主。他に南アフリカ、イスラエルなど (割合不明)
輸入額:71億9400万米ドル
輸入品:機械類、石油製品、食料品(特に穀物)、飲料、自動車、木材、鉄鋼
輸入元:南アフリカが主。他に中国、英国など (割合不明)
固定電話回線数:16万回線
携帯電話回線数:347万5000回線
国別電話番号:267
ccTLD:.bw
インターネット利用者数:49万人
車両通行:左側通行
平均寿命:54.5歳 (男性56.3歳、女性52.6歳)

[日本との関係]
国交樹立:1966年9月30日
相手公館:大使館 (東京)
駐日相手国人数:59人 (永住者2人)
日本公館:大使館 (ハボローネ)
在留日本人数:89人 (永住者1人)
現行条約:1992年 青年海外協力隊派遣取極

(注1)
地方議会による間接選挙枠、ツワナ族の各部族長枠、大統領による任命枠で構成される「首長院」も存在し、一部の資料では上院に相当する機関として扱われているが、ボツワナ憲法ではあくまで国家の立法機関は国民議会のみと定めており、首長院は国政に助言を与えるための諮問機関に過ぎないため、ここでは議会の一部として扱わなかった。首長院の議員は地方議会による間接選挙枠と大統領任命枠が5年、部族長枠が終身制である。


《国名の由来》
国の最大民族ツワナ人に由来し、「ツワナ人の国」を意味する。ツワナとは「互いに離れる」や「切り離された」という意味であり、ツワナ人という民族がバンツー系民族から分かれて成立した歴史的経緯を象徴している。これに、ツワナ語で地名を表す接頭語であるbo(ボ)を付け、ボツワナとなった。

イギリス領時代はBechuanaland(ベチュアナランド)と呼ばれていたが、ベチュアナとはボツワナのこと。当時のイギリス人がボツワナをベチュアナと聞き間違えた、あるいは上手く発音できなかったために定着した地名で、独立と同時に正しい発音であるボツワナに直された。

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プロフィール

嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

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