モルディブ

モルディブ
ދިވެހިރާއްޖެ (ディヴェヒ語)
Maldives (英語)

Flag_of_Maldives.png

インド洋に浮かぶサンゴ礁の島国モルディブは、1887年よりイギリスの保護国となりながらも独自の王朝を維持し、1965年に独立しました。独立後間もない1968年に君主制が廃止され、共和制に移行する政変があったものの、現在は美しい海と砂浜を利用した南国のリゾート地として着々と国家建設を行っています。

モルディブはオセアニアのツバルと同様、土地の標高が非常に低く、最も高い地点でも2.4mしかありません。そのため海面上昇の影響を非常に受けやすく、また開発に伴いサンゴ礁の死滅が進行しているため、国そのものが海の中に沈んでしまう危険性をはらんでいます。モルディブ政府は同じ状況にある他の島国と連携して危機の打開を訴え、国家存続に向けた支援を呼びかけています。

ほぼ全てのモルディブ国民がイスラム教を信仰し、独立に伴い制定された国旗にもそれが如実に表れています。地色の赤はかつてのスルタン(国王)が代々用いてきた伝統色であり、それにイスラム教の象徴である緑と三日月が付加されています。また同時に、赤には独立のために流された血と国民の勇気、緑には平和と繁栄という意味も込められています。

縦横比:2対3

【旧国旗】
British_Protectorate_of_Maldives.png
モルディブでは18世紀以来、一時の中断を挟みながらもフラー家によるスルタン(イスラム圏の王を表す)制が続いていました。スルタン制のもとでのモルディブでは、かつてのオマーンのように赤一色の旗が使われていましたが、1926年から1932年にかけて現国旗に見られるような緑地に三日月というイスラムの象徴が加えられるようになりました。ただし当時の三日月は、現在とは向きが逆です。

また、ホイスト部にはモルディブの伝統的な意匠である白と黒の縞模様があしらわれています。

Sultanate_of_Maldives.png
1954年より三日月の横に星が配されるようになりました。この星も緑や三日月と並ぶイスラムの象徴であり、スルタンの宗教上の権威を象徴します。また1965年の独立に伴い、ホイスト部の縞模様が削除され、上記のような国旗となりました。

1968年の共和制移行により星は削除され、国旗は現在のものになりましたが、この旗は引き続き大統領専用旗として使われています。星があるものが大統領旗、無いものが国旗と覚えられますね。



モルディブ共和国
ދިވެހިރާއްޖޭގެ ޖުމްހޫރިއްޔާ
Republic of the Maldives


Map_of_Maldives.gif

統計データは原則として2013年時点のもの。

[地理]
位置:アジア
面積:約298km² (色丹島より少し大きい)
人口:35万人
首都・最大都市:マレ (Malé)
主要民族:南インドのドラヴィダ系諸民族とアラブ系が混血し、時代と共に
       独自の民族意識を形成したディヴェヒ人(モルディブ人とも)が
       ほとんど。国内のディヴェヒ人は2つのグループに大別され、首
       都マレを中心とする北中部に住む集団が人口の8割を、南部の
       スヴァディヴァ・アドゥ両環礁に住む集団が2割を占める。
主要言語:ディヴェヒ語が公用語で、ほぼ全ての国民が母語として使用。
       英語も教育界と商業・観光業界を中心に用いられており、国民
       の多くが第二言語として習得している。
主要宗教:イスラム教スンナ派ほぼ100%

[政治・軍事]
独立:1965年7月26日(外交権の回復。内政権はそれ以前より保持)
国連加盟:1965年9月21日
政治体制:共和制、大統領制
元首:大統領
    直接選挙制。任期5年。3選禁止。
政府:内閣 (首相職なし)
    閣僚は大統領が任命。
議会:一院制の人民議会
    85議席。直接選挙制(小選挙区制)。任期5年。
政党制:多党制
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:志願制
国防費:不明 (5000万米ドル前後と推計される)
軍組織:モルディブ国防軍
     2000人規模の沿岸警備隊が主力で、
     その他に小規模な海兵隊を保有する。
     兵員数に関する資料は無い。

[経済・その他]
中央銀行:モルディブ金融管理局
通貨:ルフィヤ (rufiyaa, MVR)
国内総生産(GDP):22億7600万米ドル
1人当たりGDP:6686米ドル
GDP構成比:農林水産業3%
        鉱工業17%
        サービス業80% (2012年推計)
労働人口:16万人
失業率:不明 (20%前後と推計される)
輸出額:2億8300万米ドル
輸出品:魚介類とその加工品がほとんど
輸出先:フランス19%、タイ15%、英国12%、米国9%、イタリア8%
輸入額:14億600万米ドル
輸入品:石油製品、天然ガス、食料品(主に米などの穀物)、機械類、木材
輸入元:UAE24%、シンガポール18%、インド10%、マレーシア7%、中国6%
ccTLD:.mv
インターネット利用者数:15万人 (2012年)
車両通行:左側通行
国別電話番号:960


《国名の由来》
日本語表記のモルディブは英語のMaldives(マルダイヴス)に由来する読み方で、この国の公用語であるディヴェヒ語ではދިވެހިރާއްޖެ(ディヴェヒ・ラージェ)と呼ばれる。ディヴェヒとはモルディブ人が自らを指す言葉で、「島に住む人」を意味する。ラージェは「島」を意味するラーの複数形で、「諸島、島々」を表す。

英語名の由来については、アラビア語で「宮殿」を意味するمهل(マハール)、サンスクリット語で「島々の花輪」を表すमालदीव(マローディーパ)、タミル語で「高い」を意味するமலை(マライ)とサンスクリット語で「島々」を表すदिव(ディーパ)の合成語など諸説ある。

旧国名
?-
1953
 モルディブ・スルタン国
(デ)資料なし
(英)Sultanate of the Maldives
1953-
1954
 モルディブ共和国
(デ)ދިވެހިރާއްޖޭގެ ޖުމްހޫރިއްޔާ 
(英)Republic of the Maldives
1954-
1968
 モルディブ・スルタン国
(デ)資料なし
(英)Sultanate of the Maldives

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プロフィール

嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

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