モナコ

モナコ
Múnegu (モナコ語)
Monaco (フランス語・イタリア語・英語)

Monaco_flag.png

地中海に面し、三方をフランスに囲まれたモナコは、世界で2番目に小さな国として知られます。フランスの保護国に近い立場であり、かつては君主に跡継ぎとなる男子が生まれなかった場合はフランスに併合されるという取り決めがありました。しかし2005年に両国が締結した友好条約で併合条項が廃止されたため、国が無くなる心配は消えたようです。経済的には世界中の富豪が集まる国として有名で、F1のモナコ・グランプリやカジノなどの娯楽イベント、歓楽施設で賑わっています。

モナコの建国は古く、13世紀には既に現在まで君主位を世襲しているグリマルディ家が支配権を確立。14世紀には赤と白の配色を公家の色として定めていました。当時の意匠はこの二色のチェック柄でしたが、1881年より現在の横二色旗が用いられています。

国旗のデザインはインドネシア国旗とほぼ同じであり、縦横比の違いによってのみ見分けることができます。インドネシアより先にこの意匠を国旗として使ってきたモナコは、かつてインドネシアに国旗の変更を要求したことがありますが、インドネシアはこれを拒否しています。

縦横比:4対5

【旧国旗】
Chequered_flag_of_Monaco.png
前述のように赤と白のチェック模様ですね。1881年に現国旗が制定されたことにより正式な国旗としての地位は失いましたが、現在でも様々な行事においてこの旗が掲げられることがあり、準国旗のように認識されているようです。


モナコ公国
Principatu de Múnegu
Principauté de Monaco
Principato di Monaco
Principality of Monaco


Monaco-map.gif

統計データは原則として2013年時点のもの。

[地理]
位置:ヨーロッパ
面積:約2.02km² (皇居の敷地全体より少し大きい)
人口:3.8万人
首都・最大都市:モナコ (Monaco, 注1)
主要民族:外国籍78%
        フランス人28%
        イタリア人19%
        イギリス人8%
        ベルギー人3%
        ドイツ人2%
        スイス人2%
        アメリカ人1%など
       モナコ国籍22%
主要言語:フランス語が公用語で、国内で最も広く話される言語だが、
       イタリア語や英語の話者も多い。外国籍かモナコ国籍かを
       問わず、住民の多くは複数の言語を操る。なお、古くからの
       モナコ国籍者はフランス語のほかに、北イタリアのリグリア
       語の方言であるモナコ語を話せる場合もあるが、公的な地
       位は与えられていない。特に若年層は学校の科目として教
       えられる以外に話す機会が無く、言語として消滅する危険性
       が指摘されている。
主要宗教:キリスト教(カトリックが大半。一部にプロテスタント諸派)83%
       無宗教13%
       ユダヤ教3%

[政治・軍事]
建国:1297年1月8日 (グリマルディ家によるモナコ占拠)
.   1641年9月14日 (封建所領から公国に昇格)
国連加盟:1993年5月28日
政治体制:立憲君主制、公に実権
元首:公
    グリマルディ家による世襲制。原則として終身制。
政府:政府評議会
    国務相(首相格)と閣僚は公が任命。
議会:一院制の国家評議会(単に国会とも)
    24議席。直接選挙制(比例代表制)。任期5年。
政党制:多党制
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:志願制
軍組織:内務省管轄の小規模な警察隊、および宮殿警備や領域警備に
     当たる銃騎兵中隊を除いて、軍事力を持たない。有事の国防に
     関してはフランスが責任を負う。

[経済・その他]
中央銀行:なし
通貨:ユーロ (euro, EUR, 注2)
国内総生産(GDP):60億7500万米ドル
1人当たりGDP:16万3026米ドル
GDP構成比:農林水産業0%
        鉱工業10%
        サービス業90% (2011年推計)
労働人口:5.2万人
      (居住者だけでなく、周辺国からの外国人通勤者を含む)
失業率:2% (2012年)
輸出額:11億1500万米ドル (2011年)
輸出品:化学製品(化粧品と香水)、機械類、切手
輸入額:11億6200万米ドル (2011年)
輸入品:機械類、繊維製品(特に衣類)、医薬品、食料品
貿易相手国:EU諸国(主にフランスとイタリア)が大半
ccTLD:.mc
インターネット利用者数:2.6万人 (2012年)
車両通行:右側通行
国別電話番号:377

(注1)
都市国家であり、国家全体でモナコという1つの都市を構成している。モナコ中心街地区、モンテカルロ地区、ラ・コンダミーヌ地区、フォンヴェイユ地区の4地区で構成。
(注2)
かつてはフランス・フラン(franc, FRF)と、その付属通貨として硬貨のみ発行されていたモナコ・フラン(franc, MCF)を併用していた。その後、フランスの通貨がユーロに移行したのに伴い、ヨーロッパ連合(EU)非加盟国ながら、特例でユーロ使用が認められた。


《国名の由来》
紀元前4世紀頃にこの地に入植した古代ギリシャ人が、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを祭る神殿として、「ヘラクレスの信者が隠れた港」を意味するヘルクリス・モネコス・ポルトゥスを建造した。このモネコスが古ギリシャ語で「1人だけの住み家」を意味するμόνοικος(ミノイコス)に転化し、更にラテン語でMonoecus(モノエクス)、現在のMonaco(モナコ)へと変化していったという。

ちなみにモナコには公用語であるフランス語の他に、北イタリアのリグリア語の方言であるモナコ語があり、モナコ語ではMúnegu(ムネグ)と表記される。しかしモナコ語には公用語や国語といった地位が与えられていないため、モナコ語の表記を目にする機会は非常に少ない。そもそもモナコの総人口の8割近くが外国人であり、モナコ語を理解できる人が極端に少ないという事情が背景にある。

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プロフィール

嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

ツイッターやってます。基本的に更新情報はここでつぶやいてます。

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