マレーシア

マレーシア
Malaysia
(マレーシア語・英語)

Flag_of_Malaysia.png

東南アジアに位置するマレーシアの国土は、大きく分けて西のマレー半島と東のボルネオ(カリマンタン)島北部に分かれます。1957年にマラヤ連邦としてイギリスから独立した当時はマレー半島のみを領土としていましたが、1963年に同じくイギリスの支配を受けていたボルネオ島北部の2州とシンガポールが連邦に加入したことにより、ほぼ現在の国土と同じになり、国名もマレーシアに改められました(中国系住民が多数派を占めるシンガポールは1965年に連邦から追放され、独立国家となっています)。

国旗の原型は独立時に完成しており、赤と白はインドネシアなどの国旗と同様、東南アジアで古くから用いられている伝統色です。赤と白の帯は独立時は11本でしたが、1963年に前述の3州が加入したことで14本となりました。1965年のシンガポール追放で州の数は13となったものの、帯の数は変更されず、現在では14本目の帯は州とは別の連邦直轄区を表すとされます。

カントン部の青は国民の団結を表し、その中にある三日月と星はイスラム教を象徴します。星から放たれた光は14本であり、シンガポール追放前の14州を示しています。また青、赤、白という配色は、旧宗主国イギリスのユニオン・ジャックを参照したものです。

縦横比:1対2


マレーシア
Malaysia


Map_of_Malaysia_.gif

統計データは原則として2015年時点のもの。

[地理]
位置:アジア
面積:約33.0万km² (日本のおよそ87%)
人口:3065万人
都市人口率:74.7%
首都・最大都市:クアラルンプール (Kuala Lumpur, 注1)
主要民族:マレーシア国籍92%
        マレー人50%
        中国系25%
        ボルネオ島北部(東マレーシア)の先住民11%
        インド系(タミル人が大半)7%
       外国籍8%
        インドネシア人、フィリピン人、ネパール人など。
主要言語:マレーシア語が公用語。マレーシア語は幾多の方言が存在す
       るマレー系諸語のうち、マレーシア政府が「国語」として整備し
       た標準語を指す名称であり、国民の過半数が母語として、また
       他言語の話者も家庭外やコミュニティ外における共通語として
       用いる筆頭言語である。また英語も中等教育以上の教育現場
       や、科学技術分野では優先的に用いられる。他に広東方言の
       中国語、タミル語、先住民系諸言語など。
主要宗教:イスラム教61%
        スンナ派(事実上の国教)43%
        特定の宗派に属さない17%
        少数のアフマディーヤ教団も存在。
       仏教20%
        大乗仏教19%以上
        上座部仏教もごく一部で信仰される。
       キリスト教(聖公会、メソディスト派、ローマ・カトリック教会など)9%
       ヒンドゥー教6%
       無宗教3%
       少数の道教、シク教、バハーイー教、先住民の精霊信仰など。

[政治・軍事]
独立:1948年1月31日 (自治国「マラヤ連邦」成立)
    1957年8月31日 (マラヤ連邦として完全独立)
    1963年9月16日 (マレーシアの成立)
国連加盟:1957年9月17日
政治体制:立憲君主制、議院内閣制、連邦国家
元首:国王(アゴン)
    後述(注2)。任期5年。
政府:内閣
    国王が下院最大会派の指導者を首相に任命。
    他の閣僚は国王との協議に基づき、首相が任命。
議会:二院制の国会
    ●国家院(上院、元老院とも)
     70議席。44議席は首相の助言に基づき、国王が任命。26議席
     は連邦を構成する全13州の議会から2名ずつ選出。国王による
     任命枠のうち12議席は、3つある連邦政府の直轄領から4名ずつ
     選任されなければならない。任期3年。
    ●人民院(代議院、下院とも)
     222議席。直接選挙制(小選挙区制)。任期5年。
政党制:与党連合「国民戦線(BN, 注3)」による一党優位制
     (形式上は多党制)
国政選挙権:21歳以上の国民全て
兵役制度:志願制
国防費:53億1000万米ドル
軍組織:マレーシア軍
     陸軍8万人
     海軍1万4000人
     空軍1万5000人

[経済・通信・その他]
中央銀行:マレーシア中央銀行(マレーシア国立銀行とも)
通貨:リンギット (ringgit, MYR マレー語での発音はリンギに近い)
国内総生産(GDP):2962億1800万米ドル
1人当たりGDP:9768米ドル
GDP構成比:農林水産業8.2%
        鉱工業37.8%
        サービス業54.0%
労働人口:1477万人
失業率:3.3%
輸出額:1673億米ドル
輸出品:機械類、原油と石油製品、天然ガス、パーム油、ゴム製品、金属鉱石
輸出先:シンガポール14%、中国13%、日本10%、米国9%、タイ6%
輸入額:1395億米ドル
輸入品:機械類、石油製品、金属製品、石炭、自動車、化学製品、金、食品
輸入元:中国19%、シンガポール12%、米国8%、日本8%、タイ6%
固定電話回線数:439万5000回線
携帯電話回線数:4411万1000回線
国別電話番号:60
ccTLD:.my
インターネット利用者数:2109万人
車両通行:左側通行
平均寿命:75.1歳 (男性72.2歳、女性78.0歳)

(注1)
首都は独立以来、一貫してクアラルンプールとされているが、首都への過密化対策として政府機能の移転が進められ、1995年よりクアラルンプールの南方約25kmの場所に新たな行政都市プトラジャヤ(Putrajaya)の建設が始まった。実際の移転は1999年から順次実施され、現在は連邦政府の行政機関および司法府(連邦裁判所)がプトラジャヤに移り、クアラルンプールには王宮と国会(立法府)が残っている。

(注2)
連邦国家マレーシアを構成する全13州のうち、9州はそれぞれ独自のスルタン(王)を戴く小王国でもあり、制度上はこの9州の王のうち1人が5年ごとに互選によってマレーシア全体のアゴン(国王)に即位することになっている。しかし実際には慣習として、9州の王が輪番制で即位している。スルタンのいない4州には州知事が置かれ、スルタンと同様の権能を果たすが、アゴンの選出権、およびアゴンへの即位権は無い。

なお、スルタンの有無に関わらず、各州の政治的な実権は州民の選挙によって選出された州議会、および州議会が選出した州首相のもとにあり、世襲のスルタンや任命制の州知事の権限は名目上・儀礼上のものに過ぎない。連邦国家ではあるが、各州の政治制度もマレーシア憲法や連邦政府の意向から逸脱しない範囲でしか独自性を持てず、内政自治の枠組みには一定の制限が掛けられている。

(注3)
1969年の総選挙の際、マレー系の統一マレー国民組織(UMNO)、中国系のマレーシア華人協会(MCA)、インド系のマレーシア・インド人会議(MIC)の3党が結成した政党連合で、当初は「同盟党」という名称だった(連合は以後も存続し、1973年にBNに改称)。結成以来、現在まで一貫してマレーシアの国政を牛耳っており、中でも最大の勢力を持つUMNOがBNを主導する中核組織として、歴代全員の首相職を占めている。現在のBNには前述の3党以外にも、マレーシア人民運動党(グラカン)や東マレーシアの先住民系政党など、多くの勢力が参加している。


《国名の由来》
「マレー人の国」の意味。マレー語、英語共に表記はMalaysiaだが、発音はマレー語ではムレイシャ、英語ではマレイジャに近い。

マレー人は現地語でMelayu(ムラユ)と表記されるが、ムラユはインドのサンスクリット語で「高い所、丘」を意味するमल(マライ)に由来する。19世紀にフランスの航海士ジュール・デュモン・デュルヴィルが接尾語-siaを付加し、マレーシアという地名が誕生した。

旧国名
1948-
1963
 マラヤ連邦
(マ)Persekutuan Tanah Melayu
(英)Federation of Malaya

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プロフィール

嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

ツイッターやってます。基本的に更新情報はここでつぶやいてます。

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