マルタ

マルタ
Malta
(マルタ語・英語)

Malta_flag.png

地中海に浮かぶマルタ島とゴゾ島を主要な領土とするマルタは、歴史的にフェニキアやアラブ、イタリアなど多くの民族に支配されてきた地であり、公用語のマルタ語はそれらの特徴を数多く含み、ヨーロッパではかなり特異な言語として知られます。

マルタには1090年にノルマン人のシチリア領主ルッジェーロ1世により赤と白の旗が授けられたとする伝説があり、これが現在までマルタの旗として用いられています。現在では赤は情熱と犠牲、白は純潔と正義と解釈する場合もあるようです。

マルタは1814年にイギリス領となりましたが、第二次大戦中にナチス・ドイツによる侵攻に対して果敢に戦ったマルタ人に対し、当時のイギリス国王ジョージ6世が表彰として聖ジョージ勲章を授けました。これは赤と白の旗に取り入れられ、1964年の独立に伴い現在の国旗になりました。1974年にはイギリスの国王を元首とする立憲君主制(英連邦王国)から、独自の大統領を置く共和制に移行しています。

縦横比:2対3


マルタ共和国
Repubblika ta' Malta
Republic of Malta


Map_of_Malta.gif

統計データは原則として2015年時点のもの。

[地理]
位置:ヨーロッパ
面積:約316km² (色丹島より少し大きい)
人口:43万人
都市人口率:95.4%
首都:ヴァレッタ (Valletta)
最大都市:ビルキルカラ (Birkirkara)
主要民族:古代のカルタゴ人やフェニキア人の子孫をベースに、アラブ系、
       ラテン系(特にイタリア系)、アングロサクソン系など、周辺地域
       や旧支配国の様々な民族が混血した、この島独自の民族を
      ルタ人
と呼ぶ。マルタ人は系統上はセム系に属し、人口の約
       95%を占める。他に植民地時代にマルタで退役し、そのまま
       定住したイギリス人も多く、イタリア人、フランス人、レバノン人
       がそれに次ぐ。近年はアフリカ諸国からの移民も増えている。
主要言語:マルタ語と英語が公用語。マルタ語はアラビア語の西地中海
       方言に近く、その一種とされる場合もあるが、文字はラテン文
       字を用い、南方イタリア諸語からの借用語が多い。国民のほと
       んどはマルタ語を母語とするものの、EU内では最も多言語化
       が進んだ国家であり、9割近くはもう1つの公用語である英語、
       そして6割近くが北隣のイタリア語も理解可能である。
主要宗教:キリスト教90%
        ローマ・カトリック教会(国教)88%
        少数のプロテスタント諸派も存在。
       無宗教4~5%
       イスラム教2~3%
       神は信じるが特定の信仰は持たない2%
       極少数のユダヤ教など。

[政治・軍事]
独立:1964年9月21日
国連加盟:1964年12月1日
政治体制:共和制、議院内閣制
元首:大統領
    議会が選出。任期5年。再選禁止。
政府:内閣
    大統領が議会最大会派の指導者を首相に任命。
    他の閣僚は首相の指名に基づき、大統領が任命。
議会:一院制の国会
    69議席。直接選挙制(比例代表制)。任期5年。
政党制:労働党と国民党による二大政党制
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:志願制
国防費:6600万米ドル
軍組織:マルタ軍
     総数2000人。他国のように兵種は分けられていないが、大半は
     陸上戦力である連隊に所属し、それを補完する形で小規模な海
     上大隊と航空部隊が設けられている。

[経済・通信・その他]
中央銀行:マルタ中央銀行 (注1)
通貨:ユーロ (euro, EUR, 注1)
国内総生産(GDP):96億4300万米ドル
1人当たりGDP:2万2596米ドル
GDP構成比:農林水産業1.4%
        鉱工業11.4%
        サービス業87.2%
労働人口:20万人
失業率:4.6%
輸出額:29億1500万米ドル
輸出品:再輸出品(石油製品と医薬品が主)、機械部品、魚介類、船舶
輸出先:ドイツ13%、フランス10%、香港7%、シンガポール7%、英国6%
輸入額:44億7900万米ドル
輸入品:石油製品、機械類、船舶、医薬品、鉄鋼、航空機、食料品と飲料
輸入元:イタリア23%、オランダ8%、英国8%、ドイツ7%、カナダ6%
固定電話回線数:22万9000回線
携帯電話回線数:55万8000回線
国別電話番号:356
ccTLD:.mt
インターネット利用者数:34万人
車両通行:左側通行
平均寿命:80.4歳 (男性78.0歳、女性82.8歳)

[日本との関係]
国交樹立:1965年7月
相手公館:無し (本国常駐の大使のみ存在)
駐日相手国人数:37人 (永住者6人)
日本公館:無し (駐イタリア大使館が兼轄)
在留日本人数:157人 (永住者30人)
現行条約:1968年 貿易取極
       1973年 査証(ビザ)相互免除取極

(注1)
ヨーロッパ連合(EU)が統一通貨としてユーロを導入して以降、通貨発行権や金融政策の方針決定権はヨーロッパ中央銀行が担うようになり、ユーロ導入国が本来設置していた中央銀行はその傘下にある執行組織に改組された。ユーロ導入国の各中央銀行総裁はヨーロッパ中央銀行政策理事会の一員となり、連携してヨーロッパ中央銀行の政策を決定し、それに基づいて各国内での業務執行に当たることとされる。

なお、ユーロ導入前にマルタ中央銀行が発行していた通貨はマルタ・リラ(lira, MTL)である。


《国名の由来》
マルタ語、英語共に表記はMaltaだが、英語の発音はモゥルタに近い。マルタの語源についてはよくわかっていないが、最も有力なものとして、古代この島の特産品が蜂蜜だったことからギリシャ語で「蜂蜜の地」を意味するΜελίτη(メリタ)と呼ばれたことに由来する、という説がある。

またマルタの島は全体的に多くの湾や入り江が入り組んだ複雑な地形をしているため、古代フェニキア語で「避難所」を意味するMaleth(マレス)と呼ばれたことを由来とする説もある。

旧国名
1964-
1974
 マルタ国
(マ)Stat ta' Malta
(英)State of Malta

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プロフィール

嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

ツイッターやってます。基本的に更新情報はここでつぶやいてます。

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