ウガンダ

ウガンダ
Uganda (ウガーンダ) (スワヒリ語)
Uganda (ユーガンダ) (英語)

Flag_of_Uganda.png

ウガンダは東アフリカに位置する内陸国です。アフリカ最大の湖かつナイル川の源泉であるヴィクトリア湖の北部を抱え、農耕に適した肥沃な土壌と、湖がもたらす水産資源を持つことから、アフリカの真珠とも呼ばれます。また、首都カンパラには東アフリカ有数の名門校として知られるマケレレ大学があり、ウガンダのみならず東アフリカ諸国の独立運動家・政治指導者の多くがこの大学を卒業しています。一般に貧しいイメージが強い国ですが、恵まれた土地柄ゆえに食料自給率は高い国であり、飢える心配は他のアフリカ諸国に比べてかなり少ないとのこと。こうした事情が、子どもを農作業に駆り立てる必要性を無くし、教育を促進する上で一役買っているのでしょう。伝統的にアフリカ有数のコーヒー生産国として知られるほか、近年は繊維産業を中心に軽工業の発展も見られ、ゆっくりですが着実な経済成長を実現しています。

ヨーロッパ人のアフリカ進出以前より幾多の王朝が生まれていたウガンダは、19世紀の列強によるアフリカ分割の時代になると、イギリスの保護領となります。隣のケニアのような直轄植民地と違い、ウガンダに対する支配は領内に残されたブガンダやトロ、ブニョロ、ブソガといった伝統的な王国の統治機構と、その王の権威を利用した間接統治であり、1962年の独立後もしばらくは各王国が連邦を組んでウガンダという1つの主権国家を構成する、という特殊な体制がとられました。その後、1967年の連邦制廃止や「黒いヒトラー」として有名なイディ・アミンによる独裁政権を経て国が中央集権化し、各王は政治的実権を失いましたが、文化的指導者としては今なお特権的な地位を保っており、各部族が守ってきた伝統儀礼を現在に伝えています。

カラフルな配色のウガンダ国旗は、1962年にイギリスから独立する直前の総選挙において勝利したウガンダ人民会議(UPC)の党旗をモチーフに作られました。その後のウガンダは伝統王国と中央政府の対立、共和制への移行、アミンの独裁、そして内戦と様々な事態に見舞われましたが、国旗は当時のものが使い続けられています。黒はアフリカ人であるウガンダ国民を、黄はアフリカの輝きを、赤は全てのアフリカ人が同じ血を持つという考えから同胞愛を表します。中央には国鳥のホオジロカンムリヅルが配されていますが、これはウガンダの歴代王朝が一度もこの鳥を自陣営の象徴にしたことがないことから、中立であるという理由でイギリス領時代より領域のシンボルとされてきました。

縦横比:2対3

【旧国旗】
Former Uganda
独立直前の1962年の短期間用いられた非公式の旗です。こちらも現国旗と同様、ホオジロカンムリヅルが配されています。1961年の総選挙で勝利した民主党(DP)により定められ、独立後には国旗となる予定でしたが、前述のように1962年の総選挙ではUPCが勝利したため、国旗にはなりませんでした。


ウガンダ共和国
Jamhuri ya Uganda (ジャムフーリー・ヤ・ウガーンダ)
Republic of Uganda (リパブリック・オブ・ユーガンダ)

Map_of_Uganda.gif

統計データは原則として2015年時点のもの。

[地理]
位置:アフリカ
面積:約24.1万km² (本州より少し大きい)
人口:約4014万人
都市人口率:16.1%
首都・最大都市:カンパラ (ス・英:Kampala)
主要民族:黒人諸民族が98%以上。以下の4系統に大別。
       ●中南部のバントゥー系(ガンダ、ソガ、ニャンコレなど)
       ●北部のナイル系(ランゴ、アチョリ、カラモジョンなど)
       ●北東部のスーダン系(ルグバラ、マディなど)
       ●西部のクリアク系(イク、スー、ニャンギのみ)
       他に少数の白人、アジア系、アラブ系。
主要言語:スワヒリ語と英語が公用語。スワヒリ語は東アフリカ一帯の
       共通商業語として生み出された言語だが、ウガンダでは周
       辺国ほど定着しておらず、使用者は北部出身者か、周辺国
       との貿易を担う商業者に限られる。英語は比較的広範囲で
       共通語の役割を果たしているものの、主な使用者は政府関
       係者、メディア関係者、高等教育を受けたエリート層であり、
       都市部から離れるほど理解率は低くなる。なお、国民の多く
       はガンダ語など自らの属する部族の固有言語を母語としてお
       り、現地人同士の会話は部族語で行われることが大半。
主要宗教:キリスト教85%
        ローマ・カトリック教会42%
        ウガンダ教会(聖公会系)36%
        ペンテコステ派5%
        他にセブンズデー・アドベンティスト教会、正教会など。
       イスラム教12%
        スンナ派11%
        少数のアフマディーヤ教団、シーア派など。
       伝統宗教(部族固有の精霊信仰)1%
       無宗教1%
       少数のバハーイー教、ヒンドゥー教など。

[政治・軍事]
独立:1962年10月9日
国連加盟:1962年10月25日
政治体制:共和制、大統領制
元首:大統領
    直接選挙制、任期5年、再選制限なし。
政府:内閣
    首相および閣僚は大統領が任命。
議会:一院制の国会
    427議席。290議席は直接選挙制(小選挙区制)で選出。112議席
    は各県を代表する女性議員枠。10議席は軍幹部の代表枠となる。
    残る15議席は障害者、青年、労働者の各層が結成した各種社会
    団体の代表枠で、それぞれが5議席ずつ選出する。任期5年。
政党制:国民抵抗運動による一党優位制
     (形式上は多党制)
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:志願制
国防費:9億3400万米ドル
軍組織:ウガンダ人民防衛軍
     総数4.5万人。他国のように陸軍、空軍などに組織を分けていな
     いが、大半は陸上戦力である。

[経済・通信・その他]
中央銀行:ウガンダ銀行
通貨:ウガンダ・シリング (shilling, UGX)
国内総生産(GDP):263億6900万米ドル
1人当たりGDP:676米ドル
GDP構成比:農林水産業26.3%
        鉱工業22.3%
        サービス業51.4%
労働人口:1858万人
失業率:不明 (5%以下と推計される)
輸出額:26億6700万米ドル
輸出品:コーヒー豆、葉タバコ、茶、トウモロコシ、カカオ豆、魚介類、豆類、砂糖、皮革
輸出先:ルワンダ11%、UAE10%、コンゴ民主10%、ケニア10%、イタリア6%
輸入額:49億9100万米ドル
輸入品:精製石油、機械類、医薬品、自動車と部品、鉄鋼、パーム油、衣類
輸入元:ケニア16%、UAE16%、インド13%、中国13%、日本6%
固定電話回線数:32万9000回線
携帯電話回線数:2022万1000回線
国別電話番号:256
ccTLD:.ug
インターネット利用者数:約764万人
車両通行:左側通行
平均寿命:55.5歳 (男性54.0歳、女性56.9歳)

[日本との関係]
国交樹立:1962年10月
相手公館:大使館 (東京)
駐日相手国人数:571人 (永住者99人)
相手輸出額:4900万米ドル
相手輸出品:コーヒー豆、胡麻、魚介類、乳製品、綿花
日本公館:大使館 (カンパラ)
在留日本人数:261人 (永住者27人)
日本輸出額:2億9900万米ドル
日本輸出品:自動車、鉄鋼、セメント、化学薬品、機械類、ゴム製品
現行条約:1970年 青年海外協力隊派遣取極 (1999年改定)
       2005年 技術協力協定


《国歌「おおウガンダ、麗しき地よ」》
制定:1962年
作曲・作詞:ジョージ・ウィルバーフォース・カコマ

おお、ウガンダよ!
神はそなたを支えるだろう。
我らは未来を汝の手に委ねる。
統一と自立を保ち、共に立ち上がる。
自由のために。

《国名の由来》
国の主要民族ガンダ人の民族名から、「ガンダ人の国」の意味。かつてこの地にはブガンダ(Buganda)王国が存在したが、Buはガンダ語で国を表す時に使われる定冠詞であり、gandaはスワヒリ語で「境界」を意味する。この定冠詞はスワヒリ語だとUとなり、ウガンダと呼ばれるようになった。いずれの言語でも意味は変わらない。

ちなみに英語ではウガンダではなく「ユーガンダ」と発音するので注意。

旧国名
1962-
1963
 ウガンダ
(ス)Uganda (ウガーンダ)
(英)Uganda (ユーガンダ)

コメント

非公開コメント

プロフィール

嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

ツイッターやってます。基本的に更新情報はここでつぶやいてます。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

外部リンク
QRコード
QRコード
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
Flag counter