ラトビア

ラトビア
Latvija (ラトビア語)
Latvia (英語)

Flag_of_Latvia.png

バルト三国の1つであるラトビアは、1918年にロシアから独立したものの、他のバルト三国と同じく1940年にソ連に併合されて一時的に消滅しました。しかし1980年代より民族運動の高まりを受け、1990年に独立を宣言し、再び独立国としての地位を回復しています。国旗は1918年の最初の独立時に掲げられ、1922年には公式に国旗として法制化されました。ソ連による併合で一旦廃止となったものの、1990年の独立に際して再びラトビア国旗として復活しています。

ラトビア国旗の歴史は13世紀にまでさかのぼることができます。『リヴォニア年代記』によれば、その頃ドイツ騎士団に対する戦争の中でラトビア人兵士が重傷を負った際、その兵士を包んだ白い布が血で赤く染まっていったとのこと。茶色に見える色は実は赤なんですね。実際に血を白い布で拭き取ると、時間経過と共に茶色く変色していきますので、血をこの色で表すのは不自然なことではありません。

もっとも、現在では白はラトビア人の権利と名誉を、赤は独立のために流された血を表す色と解釈されています。それにしても由来といい、意匠といい、オーストリアの国旗とそっくりですね。

縦横比:1対2

【旧国旗】
Latvian_SSR.png(★CC BY-SA. See below.)
ソ連を構成していた15共和国の1つ、ラトビア・ソビエト社会主義共和国の国旗です。1953年から1990年まで用いられました。ソ連時代の各共和国の国旗はソ連国旗にそれぞれの意匠を盛り込んだものでしたが、この旗には同時代のエストニア国旗と同様、ラトビアがバルト海に面しているという地理的要因から、海が描かれただけの簡素なデザインとなっています。


ラトビア共和国
Latvijas Republika
Republic of Latvia


Map_of_Latvia.gif

統計データは原則として2013年時点のもの。

[地理]
位置:ヨーロッパ
面積:約6.5万km² (北海道の約77%)
人口:205万人
首都・最大都市:リガ (Riga)
主要民族:ラトビア人62%
       ロシア人27%
       ベラルーシ人3%
       ウクライナ人2%
       ポーランド人2%
       他に少数のリトアニア人、ユダヤ人、ロマ人など。
主要言語:ラトビア語が公用語で、住民の6割が母語として用いるほか、
       他の民族も自らの属するコミュニティの外では、事実上の共
       通語として使用することが多い。また、北東部のラトガリア語
       と北西部のリヴォニア語も、政府公認の少数言語として一定
       の保護を受ける。一方、ロシア語はロシア人などのスラヴ系
       諸民族を中心に広く用いられ、全住民の4割が母語、もしくは
       理解可能な言語として習得しているとされるが、政府は公的
       な地位を一切与えておらず、ロシア語のみを使用する住民に
       ラトビア国籍を認めない政策を維持している。
主要宗教:キリスト教(福音ルター派、カトリック、正教会が混在)78%
       無宗教21%

[政治・軍事]
独立:1918年11月18日(帝政ロシアから)、1991年8月21日(ソ連から)
国連加盟:1991年9月17日
政治体制:共和制、議院内閣制
元首:大統領
    議会が選出。任期4年。3選禁止。
政府:内閣
    大統領が議会最大会派の指導者を首相に任命。
    他の閣僚は首相が任命するが、議会の承認が必要。
議会:一院制のサエイマ(国会と訳される)
    100議席。直接選挙制(比例代表制)。任期4年。
政党制:多党制
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:志願制
国防費:2億6000万米ドル (2012年)
軍組織:ラトビア国民軍
     陸軍1400人
     海軍550人
     空軍300人
     国家守備隊1万1000人

[経済・その他]
中央銀行:ラトビア銀行 (注1)
通貨:ユーロ (euro, EUR, 注1)
国内総生産(GDP):309億5300万米ドル
1人当たりGDP:1万5187米ドル
GDP構成比:農林水産業4.9%
        鉱工業25.7%
        サービス業69.4%
労働人口:102万人
失業率:9.8%
輸出額:126億7000万米ドル
輸出品:木材と木製品、鉄鋼、小麦、飲料(特に酒類)、自動車、機械類
輸出先:リトアニア15%、ロシア14%、エストニア10%、ドイツ8%、スウェーデン5%
輸入額:155億6000万米ドル
輸入品:原油と石油製品、天然ガス、医薬品、自動車、機械類、化学製品
輸入元:リトアニア17%、ドイツ11%、ロシア10%、ポーランド8%、エストニア6%
ccTLD:.lv
インターネット利用者数:162万人 (2012年)
車両通行:右側通行
国別電話番号:371

(注1)
ヨーロッパ連合(EU)が統一通貨としてユーロを導入して以降、通貨発行権や金融政策の方針決定権はヨーロッパ中央銀行が担うようになり、ユーロ導入国が本来設置していた中央銀行はその傘下にある執行組織に改組された。ユーロ導入国の各中央銀行総裁はヨーロッパ中央銀行政策理事会の一員となり、連携してヨーロッパ中央銀行の政策を決定し、それに基づいて各国内での業務執行に当たることとされる。

なお、ユーロ導入前にラトビア銀行が発行していた通貨はラトビア・ラッツ(lats, LVL)である。


《国名の由来》
ラトビア語ではLatvija(ラトヴィヤ)と表記される。ラトビア南東部の歴史的呼称Latgalia(ラトガリア)が転訛して成立した地名だが、これはかつてこの地に住んでいた部族ラトガレの名前から発生した。ラトガレとは古ノルド語で「砂地」を意味するlette(レッテ)に由来する。

旧国名
1918-1940 ラトビア共和国
(ラ)Latvijas Republika
(英)Republic of Latvia
1940-1990 ラトビア・ソビエト社会主義共和国
(ラ)Latvijas Padomju Sociālistiskā Republika
(英)Latvian Soviet Socialist Republic



★(c) 2006 Denelson83 CC BY-SA 3.0 外枠付加

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プロフィール

嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

ツイッターやってます。基本的に更新情報はここでつぶやいてます。

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