ニウエ

ニウエ
Niuē (ニウエ語)
Niue (英語)

Niue.png

南太平洋、ポリネシア地域にポツンと浮かぶニウエ島は、クック諸島と同様、ニュージーランドと自由連合協定を結んだ自治地域です。ほぼ完全な内政自治権と一部の外交権を有しており、中国とインドだけはニウエを主権国家として扱っていますが、それ以外の国はニウエをニュージーランドの自治領と見なしています。一応、自由連合「国」なのでカテゴリはこちらに。

人口1300人余りと、極めて小さい経済規模のニウエでは雇用先の確保が難しいことから、島に残っている住民の10倍以上のニウエ人がニュージーランドで出稼ぎをしています。ニウエ経済はこの移住者からの送金とニュージーランドからの支援に依存しており、経済的自立は困難な状態にあります。これが、ニウエが完全な独立に踏み出せない最大の要因です。

1901年よりニュージーランド領クック諸島の一部とされたニウエは、1974年の自由連合協定締結に伴い独自の自治権を獲得し、翌1975年に地域旗を制定しました。カントン部にユニオン・フラッグをあしらった旗は他にもありますが、そこに独自の意匠を付け加えているのはニウエだけであり、非常に特徴的な旗と言えます。周辺の4つの星は南十字星を、中央の大きな星はニウエの自治権を象徴します。また、地色の黄はニウエに降り注ぐ太陽の光と、ニュージーランドとの友好を表しています。

縦横比:1対2


ニウエ
Niuē
Niue


Niue-map.gif

統計データは原則として2013年時点のもの。

[地理]
位置:オセアニア
面積:約260km² (色丹島よりわずかに大きい)
人口:約1300人
政庁所在地・最大都市:アロフィ (Alofi)
主要民族:ポリネシア系ニウエ人がほとんど。
主要言語:ニウエ語と英語が公用語。ニウエ語はほぼ全ての国民が
       母語とし、日常的に使用しているが、政府機関や教育など
       公共性の高い分野では英語が優先される傾向が強い。
主要宗教:キリスト教(会衆派教会が大半。一部にカトリックなど)77%
       モルモン教10%
       無宗教2%

[政治・軍事]
独立:1974年10月19日(属領から自由連合国に移行)
国連加盟国からの国家承認:14ヶ国
政治体制:立憲君主制(英連邦王国)、議院内閣制
元首:国王
    イギリスの国王が兼任、世襲制。国王の名代としてニュージー
    ランドの総督が元首の権限を代行するが、実際にはニュージー
    ランド政府が任命する高等弁務官が職務を遂行する。
政府:内閣
    首相は議会が選出。閣僚は首相が指名。
議会:一院制の国会
    20議席。直接選挙制(大選挙区と小選挙区を併用)。任期3年。
    14議席は島を構成する14村から1名ずつ選出(小選挙区制)。
    残る6議席は全島規模の投票で選出(大選挙区制)。
政党制:無党制 (注1)
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:なし (正規軍なし)
軍組織:小規模な警察隊を除き、軍事力を持たない。
     有事の国防はニュージーランドが責任を負う。

[経済・その他]
中央銀行:なし
通貨:ニュージーランド・ドル (dollar, NZD)
国内総生産(GDP):不明 (1000万米ドル前後と推計される)
1人当たりGDP:不明 (5000米ドル前後と推計される)
GDP構成比:農林水産業20~25%
        鉱工業25~30%
        サービス業45~50% (2011年推計)
労働人口:不明 (600~800人と推計される)
失業率:不明
輸出額:338万米ドル (2012年)
輸出品:再輸出品、ココナッツ製品、果物、香料、手芸品、飲料
輸出先:ニュージーランドが大半。他にアジア・アフリカ諸国。
輸入額:1310万米ドル (2012年)
輸入品:食料品(特に穀物と肉類)、機械類、石油製品、自動車、建築資材
輸入元:ニュージーランドが大半。他にアジア諸国と米国。
ccTLD:.nu
インターネット利用者数:1000人 (2012年)
車両通行:左側通行
国別電話番号:683

(注1)
伝統的に政党を結成する政治文化が無く、議会選後に近しい主義の議員が集まって緩やかな会派を形成するに留まる。政党の結成そのものは禁止されておらず、かつてニウエ人民党という政党が活動していたのが同国史上唯一の政党例である(2003年消滅)。
(注2)
硬貨のみニウエ・ドル(dollar, コード無し)が存在するが、通貨として使われることはなく、土産物として店頭で売られている程度である。実際に通貨として流通しているのはニュージーランド・ドルのみ。


《国名の由来》
ニウエ人の祖先が最初にこの島を発見した際、島の周辺海域の無数のココナッツが浮いていたという伝承から、ココナッツを意味するNiu(ニウ)と「注意して見る」という意味のēが合わさり、「ココナッツに注意せよ」を表すNiuēになったという。

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嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

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