カラチャイ・チェルケス

カラチャイ・チェルケス (カラチャイ・チェルケシア)
Къарачай-Черкесия (カラチャイ語)
Къэрэшей-Шэрджэс (チェルケス語)
Карачаево-Черкесия (ロシア語)
Karachay-Cherkessia (英語)

Karachay-Cherkessia.png

ロシア南西部、カフカス(コーカサス)地方に位置するカラチャイ・チェルケス共和国は、トルコ系のカラチャイ人とカフカス先住諸民族の1つであるチェルケス人を基幹民族としています。1922年に成立したカラチャイ・チェルケス自治州を起源とし、両民族地区の分離や統廃合を経て、1991年に共和国に昇格しました。共和国の総人口に占める各民族の割合はカラチャイ人が39%、ロシア人が34%、チェルケス人が11%となっており、数の上ではカラチャイ人が最大民族です。

両民族は共にスンナ派イスラム教を信仰するものの、トルコ系バルカル人の一派であるカラチャイ人と、カフカス先住民(アドゥイゲ人やカバルド人など)の一派であるチェルケス人では民族的出自が異なり、また両民族の間に横たわる経済格差などの問題も加わって、かねてより対立関係にあります。そもそも両民族はロシア人以外の民族の力を削ぐために、その一部を強制的に別の土地に移住させ、より小規模な新しい「民族」として分離させた旧ソ連の政策の遺産ともいえます。そのため今では現行の共和国を廃止し、南部のカラチャイ人地区と北部のチェルケス人地区に分割する案も出ているとのこと。

そんな事情を抱えるカラチャイ・チェルケス共和国の国旗は、両民族の融和と統一を願ったものになっています。青は平和、寛容、安定を、緑は自然、肥沃な土地、豊かさを、赤は温かさと、カラチャイ・チェルケス共和国に住む全ての民族の統一を象徴します。中央に置かれた紋章は山の背景に昇る太陽を描いたものですが、これは南部を中心に国土の2/3がカフカス山脈にあり、概して山がちな地形をしていることに由来します。1994年制定。

縦横比:1対2


カラチャイ・チェルケス共和国
Къарачай-Черкес Республика
Къэрэшей-Шэрджэс Республикэ
Карачаево-Черкесская Республика
Karachay-Cherkess Republic


Karachay-Cherkessia-location.png

連邦管区:北カフカス連邦管区
面積:約1.4万km² (ロシア全土の約0.08%)
人口:約48万人 (2010年推計)
首都・最大都市:チェルケスク (Cherkessk)
主要言語:ロシア語など5公用語 (注1)

(注1)
ロシア語、カラチャイ語、チェルケス語、アバザ語、ノガイ語。多民族国家であり、主要5民族の言語全てが公用語の指定を受けているが、実質的にはロシア語が民族をまたぐ共通語として使われている。上記の国名では総人口に占める比率が10%を超える民族の言語を記した。

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嫁ドリル

Author:嫁ドリル
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カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

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