ウォリス・フツナ

ウォリス・フツナ
Wallis et Futuna (フランス語)
Uvea mo Futuna (ウォリス語・フツナ語)
Wallis and Futuna (英語)

Wallis_and_Futuna.png

南太平洋のポリネシア地域に位置し、大小20余りの島々で構成されるウォリス・フツナは、フランスの保護領です。域内最大の人口を持つウォリス(ウベア)島とその周辺の無人島から成るウォリス諸島、およびフツナ島とアロフィ島から成るフツナ諸島を領域とし、いずれの島でも農業や水産業が主要産業となっています。

ウォリス諸島は1887年、フツナ諸島も翌1888年にフランスの保護領となり、フランス政府が任命する行政長官と島民による選挙で選ばれる議会により政治が運営されています。しかし域内の比較的大きな3島(ウォリス、フツナ、アロフィ)には、保護領化する前から伝統的に先住民を代表してきた王が残されており、それぞれが領土とする島の内政や、ウォリス・フツナ全体の政治に関して一定の影響力を行使することが認められています。

ウォリス・フツナの公式旗はフランス国旗ですが、域内では非公式旗ながらも上記の旗が広く使われています。赤は勇気を、白は理想と純粋さを表し、フライ側に置かれた4つの三角形は3島の王およびフランスが任命する行政長官の4者が一体となって領域を統治することを象徴します。また、カントン部に置かれているのはフランス国旗です。

縦横比:2対3


ウォリス・フツナ諸島地域
Territoire des îles Wallis et Futuna
Territory of Wallis and Futuna Islands

(ウォリス語及びフツナ語による正式名称は調査中)

location_of_Wallis_and_Futuna.gif

統計データは原則として2013年時点のもの。

[地理]
位置:オセアニア
面積:約274km² (色丹島よりわずかに大きい)
人口:約1.2万人 (2014年)
政庁所在地・最大都市:マタウトゥ (Mata-Utu, ウォリス島)
主要民族:ポリネシア系ウォリス人68%
       ポリネシア系フツナ人31%
       少数のフランス人など。
主要言語:フランス語が公用語で、教育や政治機関、ビジネスなど公的な
       分野で幅広く用いられるが、住民の大半はポリネシア系言語
       のウォリス語かフツナ語を母語としている。フランス語の通用率
       は7割前後とみられ、都市部から離れるほど理解者が減少す
       る傾向がある。
主要宗教:キリスト教(ローマ・カトリック教会がほとんど)99%

[政治・軍事]
領域成立:1888年3月5日(ニューカレドニアの付属地として保護領化)
       1961年7月29日(ニューカレドニアから分離。単独の海外領土に)
       2003年3月28日(海外準県に昇格)
政治体制:共和制(注1)、フランスの海外準県
元首:フランス共和国大統領
    本国での選挙により選出。任期5年、3選禁止。
    大統領の名代として行政長官が置かれ、元首の権限を代行。
    行政長官はフランス内務省の助言に基づき、大統領が任命。
    行政長官に任期は無く、本国が任意に入れ替える。
政府:準県評議会(内閣に相当)
    立法府の長である準県議会議長が首相に相当し、行政長官
    の政務を補佐する。構成員はウォリス、フツナ、アロフィの3王
    が任命する枠と、準県議会の推薦に基づき行政長官が任命す
    る枠に分かれる。
議会:一院制の準県議会
    20議席。直接選挙制(比例代表制)。任期5年。首相に相当する
    準県議会議長は、準県議会議員の中から選出され、行政長官
    が任命する。
政党制:多党制
領政選挙権:18歳以上の領民全て
兵役制度:志願制
軍組織:国防に関してはフランスが責任を負う。

[経済・その他]
中央銀行:海外通貨発行機関 (注1)
通貨:CFPフラン (franc, XPF, 注1)
国内総生産(GDP):不明 (2億米ドル前後と推計される)
1人当たりGDP:不明 (1万5000米ドル前後と推計される)
GDP構成比:不明
労働人口:不明 (3000~5000人と推計される)
失業率:不明 (10%前後と推計される)
輸出額:61万米ドル
輸出品:再輸出品、魚介類、野菜、金属くず
輸出先:フィジー15%、マダガスカル15%、フランス12%、ポルトガル8%
輸入額:3920万米ドル
輸入品:食料品(特に穀物と肉類)、石油製品、医薬品、機械類
輸入元:フランス33%、ニューカレドニア18%、ニュージーランド12%、フィジー11%
ccTLD:.wf
インターネット利用者数:1400人 (2012年)
車両通行:右側通行
国別電話番号:+681

(注1)
領域全体の政治体制としては本国同様の共和制だが、領域を構成する主要3島(ウォリス、フツナ、アロフィ)には、植民地化以前から先住民の代表格として権威を保ってきた伝統的な3王が廃されずに残っている。3王はそれぞれの管轄地域内で一定の内政権を保持し、フランス本国の法制から逸脱しない範囲で影響力を行使することが認められている。

(注2)
かつてフランスが植民地(現在の海外領土)における現地通貨を発行するために設立した機関で、IEOMと略される。現在はほとんどの植民地が独立し、フランス領に残留した地域も大半は本国通貨のユーロを用いているため、海外領土内で唯一、独自通貨の地位を維持しているCFPフランの発行機関と化している。本国の中央銀行であるフランス銀行の監督局がIEOMの業務を指揮し、CFPフランを使用する3つの海外領土(ニューカレドニア、ウォリス・フツナ、フランス領ポリネシア)の最大都市に支部が置かれている。

CFPはもともとColonies françaises du Pacifique(フランス領太平洋植民地)の略称として採用された名称だが、現在は植民地主義を彷彿とさせる由来が現地人に嫌われているため、Communauté financière du Pacifique(太平洋金融共同体)といった当たり障りのない名称の略語と説明されることが多い。なお、CFPフランの価値はユーロとの連動制であり、119CFPフランで1ユーロと等価とされる。

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嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

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