アメリカ領サモア

アメリカ領サモア (東サモア)
Amerika Sāmoa (Sāmoa i Sasa'e) (サモア語)
American Samoa (Eastern Samoa) (英語)

American_Samoa.png

南太平洋、ポリネシア地域に浮かぶサモア諸島は、西部がサモア独立国という主権国家、東部はアメリカの海外領土となっています。19世紀よりこの島々の領有権を争っていたドイツとアメリカが、1899年に協定を結び、西経171度線を境に西部をドイツ領、東部をアメリカ領と定めました。西サモアは第一次大戦後に統治国の変更(ドイツからニュージーランドへ)を経て1962年に独立を達成しましたが、東サモアは現在も「アメリカ領サモア」の名で同国の統治下に留まり続けています。このように国際的地位や統治形態は異なりますが、東西とも主要民族はポリネシア系サモア人であり、サモア語と英語を公用語とし、住民のほとんどがキリスト教を信仰するなど、多くの共通点もあります。

アメリカが統治国になった後、この地の海岸は広い太平洋の航海における補給基地として整備され、政治的にも米海軍による軍政が長らく続きました。一方、サモア人の権利拡大は第二次大戦後より段階的に進められ、特に1948年の「フォノ」と呼ばれる独自議会の開設、1980年の知事公選制導入は、この地におけるサモア人の意向を政治に反映させる上で大きな出来事と言えます。独立や西との合併を求める声も一部にはありますが、既に100年以上別の国としての歴史を刻んできたこと、独自の文化が色濃く残ってる西とアメリカ文化をかなりの程度受容した東では環境が異なること、そして経済格差も大きいといった問題が横たわっており、住民の大半は現状維持を支持している模様です。

1960年に制定されたアメリカ領サモアの旗には、アメリカ国旗に使われる青、白、赤の配色が採用されています。同時に、この三色はサモア人の伝統色でもあり、1962年に独立した西サモア(現サモア独立国)の国旗にも使用されています。双方の文化が融合したこの地ならではの配色と言えるでしょう。また、フライ側にはアメリカの国鳥ハクトウワシを置かれ、その足にはサモアの伝統的な首長の権威を象徴する棍棒と、首長のもとで会談する有力者の見識を表す儀礼杖が握られていますが、これらの意匠は全体でアメリカがこの地を防衛し、また友好を促進するという意味が込められています。

縦横比:1対2


アメリカ領サモア
Amerika Sāmoa
American Samoa

location_of_the_Samoan_Islands.gif

統計データは原則として2013年時点のもの。

[地理]
位置:オセアニア
面積:約199km² (利尻島より少し大きい)
人口:約5.5万人
首都・最大都市:パゴパゴ (Pago Pago)
主要民族:ポリネシア系サモア人92%
       ユーロネシアン(白人とサモア人の混血)4%
       アジア系(日系人と中国系が大半)3%
       ヨーロッパ系白人1%
主要言語:サモア語と英語が公用語。サモア語は住民の大半が母語
       として用いるが、政府機関、教育、報道、ビジネスなど公共
       性の高い分野では英語が優先される傾向が強く、住民の8
       割以上は英語も習得している。他にトンガ語など。
主要宗教:キリスト教(プロテスタント諸派、カトリック、モルモン教が混在)98%
       少数の仏教、バハーイー教など。

[政治・軍事]
自治権獲得:1967年7月1日
政治体制:共和制、知事に実権 (アメリカの自治領)
元首:アメリカ合衆国大統領
    本国での選挙により選出。任期4年。3選禁止。
政府:内閣
    知事は直接選挙制。任期4年。3選禁止。
    他の閣僚は知事が任命。
議会:二院制のフォノ(国会と訳される)
    ●元老院(上院)
     18議席。サモア人の各部族長が選出。任期4年。
    ●代議院(下院)
     21議席。20議席は直接選挙制(小選挙区と大選挙区を併用)。
     1議席はニュージーランド領トケラウ近辺の付属地であるスウェ
     インズ島の代表者に割り当てられ、この議席のみ選挙ではなく
     島民の合議によって選任される。任期2年。
政党制:無党制
領政選挙権:18歳以上の領民全て
兵役制度:志願制
軍組織:国防はアメリカ軍とその現地部隊が担当する。

[経済・その他]
中央銀行:なし
通貨:米ドル (dollar, USD)
国内総生産(GDP):不明 (5億米ドル前後と推計される)
1人当たりGDP:不明 (7000米ドル前後と推計される)
GDP構成比:不明
労働人口:不明 (2万人前後と推計される)
失業率:不明
輸出額:8500万米ドル (2012年)
輸出品:魚介類とその加工品、再輸出品
輸出先:シンガポール36%、インドネシア27%、豪州15%、ウクライナ6%
輸入額:2億2500万米ドル (2012年)
輸入品:石油製品、鉄鋼、食料品(特に穀物と肉類)、機械類、繊維製品
輸入元:シンガポール49%、韓国14%、フィジー13%、ニュージーランド9%
ccTLD:.as
インターネット利用者数:不明
車両通行:右側通行
国別電話番号:1-684

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嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

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