ブレーメン

ブレーメン
Bremen
(ドイツ語、英語)

Bremen.png

ドイツ北東部に位置する内陸の商業都市ブレーメンと、そこから60kmほど北上した所にある港湾都市ブレーマーハーフェンで構成される州です。ドイツを構成する16州のうち、ベルリンとハンブルクは1市単独で州と同格の地位を有するため「都市州」と呼ばれますが、2市のみが領域のブレーメンも慣例的にこれに含む場合が多いようです。両都市はニーダーザクセン州で隔てられていますが、ドイツ中部から北海に向かって流れるヴェーザー川で結ばれており、19世紀には大規模な水路工事が行われました。その結果、川の河口(すなわち北海沿岸)に位置するブレーマーハーフェンの港から、巨大な外洋船が内陸のブレーメンまで通航できるようになっています。また、グリム童話「ブレーメンの音楽隊」でも取り上げられますが、物語中では結局、旅をしていた動物たちはブレーメンまではたどり着いていません。しかしブレーメン市民には自分たちにゆかりがある話として広く受け入れられ、市内には動物たちを記念した銅像が建てられています。特にロバの前足に触ると願い事が叶うとされ、街の名物になっているとか。

ブレーメンは8世紀頃から交通の要衝として栄えてきた重要な街で、神聖ローマ帝国時代にも帝国自由都市という地位のもとで自治権を持っていました。また、中世のヨーロッパ北部で隆盛を誇ったハンザ同盟にも参加し、近代に入ってからは交易の更なる拡大を求めて北海沿岸に進出。1827年にはヴェーザー川の河口に「ブレーメンの港」を意味するブレーマーハーフェンを建設しました。こうした経緯により古くから住民の間には商都・自治都市としての伝統が根付いており、1871年のドイツ帝国成立以後もしばらく、ブレーメンはドイツの関税法を受け入れず、独自の貿易形態を維持していたとのこと。ナチス・ドイツ時代の1939年に一度、ヒトラー率いる中央政府の指示によりブレーマーハーフェンが切り離され、軍港化されたものの、第二次大戦後に再びブレーメンに返還されています。

ブレーメンの旗の原型は14世紀後期から既に使用されており、1891年に現在のデザインに改められ、1952年には州議会により正式な州旗として追認されています。旗の意匠はハンザ同盟のシンボルだった赤と白を基調としたもので、中央にはブレーメンの守護聖人である聖ペテロ(初代ローマ教皇)がイエス・キリストから授けられたという「天の国の鍵」と、宝石がはめ込まれた王冠が配されています。この鍵は時に、同じハンザ同盟の交易都市としてライバル関係にあったハンブルクの旗と関連付けられ、ブレーメン市民は「世界の門たるハンブルク、その鍵を持つのはブレーメン」と豪語します。しかし通常、鍵の入った紋章はブレーメン州政府の使う公式な専用旗に付されるのみで、民間旗では省かれます。

縦横比:2対3


自由ハンザ都市ブレーメン
Freie Hansestadt Bremen
Free Hanseatic City of Bremen


Location_of_Bremen.png

面積:約419km² (ドイツ全土の約0.12%)
人口:約66万人 (2011年推計)
州都・最大都市:ブレーメン (Bremen)

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嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

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