パレスチナ

パレスチナ
فلسطين (アラビア語)
Palestine (英語)

Flag_of_Palestine.png

1948年、国連決議によりイギリス領パレスチナがユダヤ人国家とアラブ人国家に分割されることになり、同年ユダヤ人国家としてイスラエルが独立。しかしアラブ人は反発し、パレスチナ解放機構(PLO)を中心に反イスラエル闘争(インティファーダ)を繰り広げました。1988年にはパレスチナ国の独立を宣言し、アラブ諸国を中心に承認を獲得。今では承認国の数は135にまで増加しています。

1993年にイスラエルとの間でオスロ合意が成立。翌1994年よりパレスチナ自治政府が発足し、将来的にヨルダン川西岸地区とガザ地区を領土とする独立国家を樹立することになりました。しかしエルサレムの帰属問題や内部対立など数多の問題を抱えており、情勢は依然として混乱しています。

旗は赤、黒、白、緑の汎アラブ色を用いたもので、PLOが1964年にパレスチナを代表する旗として制定しました。デザインは当時PLOの拠点となっていたヨルダンの国旗から、七稜星を取り除いたものになっています。それぞれの配色は、歴代のイスラム王朝を象徴します。

縦横比:1対2


パレスチナ国
دولة فلسطين
State of Palestine


Map_of_the_State_of_Palestine.gif

統計データは原則として2013年時点のもの。

[地理]
位置:アジア
面積:約6220km² (山口県より少し大きい)
人口:約444万人
首都:ラマッラー (Ramallah, 注1)
最大都市:ガザ (Gaza)
主要民族:アラビア語が公用語で、住民のほとんどが母語として使用。
       ヘブライ語も経済的結び付きが強いイスラエルとのビジネスで
       広く用いられるが、同国との対立もあり、英語が中立的な言語
       として使われることも多い。
主要言語:アラブ系パレスチナ人が9割以上を占めるが、ヨルダン川西岸
       地区にはユダヤ人(イスラエル国籍)入植者も多い。それ以外
       の民族は極めて少ない。
主要宗教:アラブ系パレスチナ人はスンナ派イスラム教の信者であること
       がほとんどだが、ベツレヘムを中心に、一部地域には伝統的な
       キリスト教徒も存在する。他にユダヤ人に信仰されるユダヤ教
       など。

[政治・軍事]
独立:1988年11月15日(独立宣言)、1994年5月4日(自治政府成立)
国連加盟国からの国家承認:135ヶ国
政治体制:共和制、半大統領制
元首:大統領 (日本では自治政府議長とも呼称)
    直接選挙制。任期4年。再選制限なし。
政府:内閣
    首相と閣僚は大統領が任命。
議会:一院制の立法評議会
    132議席。直接選挙制(大選挙区制と比例代表制を併用)。
    任期4年。
政党制:多党制
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:不明
国防費:不明 (2~3億米ドルと推計される)
軍組織:パレスチナ国家治安部隊
     総数15~18万人と推計される。軍隊と治安組織(警察など)の
     機能を包括した組織であり、「軍」として活動しているのは6万人
     前後と推測される。一部に海上・航空兵員を含むものの、ほとん
     どは陸上戦力で構成される。

[経済・その他]
中央銀行:パレスチナ通貨庁
通貨:イスラエル・シェケル (shekel, ILS)
国内総生産(GDP):40億1600万米ドル
1人当たりGDP:2530米ドル
GDP構成比:農林水産業5%前後
        鉱工業15~20%
        サービス業75~80% (2012年推計)
労働人口:不明 (120万人前後と推計される)
失業率:不明 (25%前後と推計される)
輸出額:不明 (5~10億米ドルと推計される)
輸出品:鉄くず、石材、野菜と果物、畜産品、オリーブ油
輸出先:イスラエルとヨルダンが大半。他に中東諸国、EU諸国など。
輸入額:不明 (55~60億米ドルと推計される)
輸入品:自動車、食料品、機械類、医薬品、建築資材、石油製品
輸入元:イスラエルとヨルダンが大半。他に中東諸国、EU諸国など。
ccTLD:.ps
インターネット利用者数:180万人 (2012年)
車両通行:右側通行
国別電話番号:970

(注1)
パレスチナ政府は東エルサレムを首都と宣言しているものの、実際の政庁はラマッラーに存在。そもそもエルサレム全体がイスラエルに占領されており、同国の「不可分の首都」と宣言されている。
(注2)
ヨルダン川西岸ではヨルダン・ディナール(dinar, JOD)、ガザ地区ではエジプト・ポンド(pound, EGP)も流通。また地区を問わず、米ドル(dollar, USD)も国際通貨としての安定性から受け取り側に好まれ、使用者も少なからず存在する。


《国名の由来》
アラビア語ではفلسطين(フィラスティーン)、英語ではPalestine(パレスタイン)と表記される。日本語表記のパレスチナはヘブライ語のפלשתינה(パレスティナ)に基づく。

古代、現在のガザ地区周辺に住んでいたとされるペリシテ人(フィリスティア人とも)の民族名に由来し、「ペリシテ人の土地」を意味する。ペリシテとは「侵入する」を意味する古セム系の単語plsを起源とする言葉で、沿岸部に住むペリシテ人がカナーン人の領域である内陸に侵入したという聖書の記述に基づくもの。

ペリシテ人はその後程なくして消滅したが、パレスチナという地名だけはその後も残った。現代のパレスチナ人はアラブ人の一派であり、ペリシテ人との系統上の関係は無い。

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嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

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