ナゴルノカラバフ

ナゴルノカラバフ
Լեռնային Ղարաբաղ (アルメニア語)
Nagorno-Karabakh (英語)

Flag_of_Nagorno-Karabakh.png

ソ連時代より、アゼルバイジャン領内にはアルメニア人が多数住むナゴルノカラバフ自治州が置かれており、アルメニアへの帰属変更がアルメニア人より頻繁に出されていました。しかしアゼルバイジャンはこれに自治州廃止で応じたため、アゼルバイジャンとアルメニアが独立した1991年、ナゴルノカラバフで独立を問う住民投票が行われ、賛成多数につき翌1992年に独立宣言を行いました。

これはアゼルバイジャンとアルメニアの間で紛争を巻き起こし、1994年に停戦したものの、現在に至るまでナゴルノカラバフの帰属は宙に浮いたまま、未承認国家ナゴルノカラバフ共和国の統治下にあります。ナゴルノカラバフにはアルメニア軍が進駐しており、実質的にはアルメニアの支配が及んでいると言えるでしょう。

ナゴルノカラバフ国旗はアルメニア国旗とよく似たデザインとなっています。旗のフライ側は白い三角形で分断されていますが、これはアルメニア本国と切り離されたナゴルノカラバフの現実を表します。配色に関してはアルメニアの記事を参照して下さい。

縦横比:1対2


ナゴルノカラバフ共和国
Լեռնային Ղարաբաղի Հանրապետություն
Nagorno-Karabakh Republic


Map_of_Nagorno-Karabakh.gif

統計データは原則として2013年時点のもの。

[地理]
位置:アジア (ヨーロッパに分類されることもある)
面積:約1.1万km² (福島県より少し大きい)
人口:約14.6万人
首都・最大都市:ステパナケルト (Stepanakert)
主要民族:アルメニア人99%以上。
       極少数のロシア人、ウクライナ人など。
主要言語:アルメニア語が公用語で、ほとんどの住民が母語として使用。
       都市部ではロシア語もある程度通用する。
主要宗教:キリスト教のアルメニア使徒教会がほとんど。

[政治・軍事]
独立:1991年9月2日
国連加盟国からの国家承認:0ヶ国
政治体制:共和制、大統領制
元首:大統領
    直接選挙制。任期5年。3選禁止。
政府:内閣
    首相と閣僚は大統領が任命するが、議会の承認が必要。
議会:一院制の国民議会
    33議席。直接選挙制(小選挙区比例代表並立制)。任期5年。
    17議席は比例代表制で、16議席は小選挙区制により選出。
政党制:多党制
国政選挙権:18歳以上の国民全て
兵役制度:徴兵制
国防費:不明 (2~3億米ドルと推計される)
軍組織:ナゴルノカラバフ国防軍
     総員2万人前後。陸・空・防空軍の三兵種で構成されるが、
     内訳は不明。大半は陸上戦力と推測される。また、有事の
     際の国防に関しては実質的に駐留アルメニア軍が責任を負
     うほか、ナゴルノカラバフ国防軍にも相当数のアルメニア国
     籍者が組み込まれており、事実上、アルメニア軍を構成する
     一軍として統合されている。

[経済・その他]
中央銀行:なし
通貨:アルメニア・ドラム (dram, AMD)
国内総生産(GDP):不明 (3~4億米ドル前後と推計される)
1人当たりGDP:不明 (2000~3000米ドルと推計される)
GDP構成比:農林水産業15~20%
        鉱工業20~25%
        サービス業55~60% (2011年推計)
労働人口:不明 (6万人前後と推計される)
失業率:不明 (6%前後と推計される)
輸出額:不明 (100万米ドル以下)
輸出品:農産物、飲料、鉱石
輸出先:アルメニアを含むCIS諸国がほとんど
輸入額:不明 (100万米ドル以下)
輸入品:機械類、自動車、建築資材
輸入元:アルメニアを含むCIS諸国がほとんど
ccTLD:なし (.amで代用)
インターネット利用者数:不明
車両通行:右側通行
国別電話番号:(固定) 374-47 (携帯) 374-97


《国名の由来》
アルメニア語ではԼեռնային Ղարաբաղ(レルナイン・ガラバフ)と表記される。ナゴルノはロシア語で「高地」「山岳地」を意味するнагорный(ナゴルニー)の限定形容詞。カラバフはトルコ系、もしくはペルシア系の言語で「黒い庭」を意味する。

ナゴルノの部分はロシア語以外の言葉に訳される場合も多く、上記のアルメニア語表記のレルナインもその例である。ガラバフはカラバフが転訛したもの。

また、アルメニア国内のアルメニア人にはԱրցախ(アルツァフ)と呼ばれることも多い。アルツァフの語源については諸説あり、定説は無いが、古代アルメニア王国を構成していた15州の1つの名称として既に使われていたという。特にこの領域をアゼルバイジャンの一部とも、独立国とも認めず、アルメニアの領土と見なす立場を採る者が用いる傾向が強い。

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プロフィール

嫁ドリル

Author:嫁ドリル
国旗と酒をこよなく愛する関西女。
カイロ、ドバイ、カルガリー駐在員を経て、現在は関東で働きながら旦那と1女1男の4人暮らし中。

国旗に関しては、まずは基礎知識カテゴリを熟読して下さい。

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